板材と形鋼(型鋼)・パイプを組み合わせた溶接構造物

ボックスや架台、フレームなど製缶板金加工品・板金溶接組み立て品のような溶接構造物は、重量物を支えたり保持する機能を有しているので高強度で高剛性が求められます。板材のみでの溶接組み立ての場合、中厚・厚板の板材を用いることである程度の強度アップが可能ですが、全体の重量が重くなりすぎたりコストアップ、製作納期の延長も発生してしまうケースがあります。そこで、形鋼(H鋼、チャンネル鋼、アングル鋼など)やパイプ(角パイプ、丸パイプなど)を補強材として活用することで強度を大幅に向上させることや製作納期の短縮につなげることが可能となります。「板金溶接・製缶加工.COM」では、中厚~厚板の板金加工と各種型鋼・パイプを組み合わせることで高品位な溶接構造物の加工・製作を行っています。

中厚・厚板の板金溶接品、製缶加工品

1-3-1

>>> 「板金溶接・製缶加工.COM」の製品事例一覧はコチラ

 

複雑形状の製缶加工品製作

「板金溶接・製缶加工.COM」はアングル鋼の複雑曲げをはじめとした形鋼(型鋼)の複雑加工、板材のヘミング曲げ、紐出し、フラットバー(FB)やパンチングメタル、エキスパンドメタルを組み合わせたラックやボックス、台車、フレームなどの製作を行っています。さまざまな材料を組み合わせることによって最適な機能を実現することができるだけでなく、剛性アップや軽量化、長寿命化などの機能付加を行うことができます。また、量産生産に対応した溶接設備、加工設備によって溶接組み立ての大ロット・量産加工製作も行っています。

板材、型鋼などの組み合わせによる製缶加工品

1-3-2

 

専用加工機によるレーザー切断

形鋼(型鋼)やパイプ材は板材とは異なり、専用の加工設備が必要となります。「板金溶接・製缶加工.COM」は板材だけではなく各種型鋼・パイプ材を切断する専用機:ユニットワーカー、ビームワーカーにてレーザー切断加工を行っています。特に、 「板金溶接・製缶加工.COM」が得意とする中厚~厚板の溶接構造物の製作が可能となるよう、各種形鋼(型鋼)・パイプ材の中でも厚物のレーザー切断が可能となるような設備を完備しています。

主な型鋼・パイプ材 一覧

そもそも型鋼(形鋼)とは?

型鋼(形鋼)とは、アングルとはL字の方鋼材で、別名「山形鋼」とも呼ばれています。アングル鋼は高い強度を持つため、建築部材等で良く用いられており、建築資材の補強金具や装置・自動機の架台など幅広く利用されています。アングルは使い方の汎用性の高さから、加工されて用いられることが多いです。

当社が対応可能な型鋼への加工!

型鋼への当社では、アングル鋼に対して、ヤマザキマザック製のレーザー加工機を使用して、加工を行っています。
本設備は、型鋼を掴むための専用の治具が取り付けられている為、高さを持つアングル鋼への様々な形状加工が可能です。詳しくは下記をご覧ください!

形鋼(型鋼)へのレーザー加工風景をご紹介!